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発言:1852
(COA00004/尾野 徹 tooru@fat.coara.or.jp/tooru )  2003/05/18 17:49 3902回 
タイトル:私の視点「出会い系サイト規制法」について 西日本新聞平成15年5月16日(金)朝刊に掲載
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私の視点「出会い系サイト規制法」について 西日本新聞平成15年5月16日(金)朝刊に掲載

 通称「出会い系サイト規制法」が国会で審議されている。総じて「ネットは出会いの場である」と思ってきた私には、ちょっと複雑な気持ちがある。

 大分でパソコン通信「コアラ」を始めたのは一九八五年。
 それまで人と知り合うためには多くの会合に出たりするなど、たいへんな苦労があった。ともすれば知事、市長、社長のように常に話す立場の人と、常に黙って聞かされる側に分かれがちで、自分の趣味や考え方といった情報を発信し、共感や賛意を寄せてくれた見知らぬ人々と知り合うチャンスはそう多くない「出会い暗黒時代」だったように思い起こす。

 九四年、日本でインターネットが始まった。コアラもネット接続サービスに乗りだし、現在に至っている。パソコン通信で味わった「楽しみ」はさらに広がり、文字通り世界中の人々を相手にした「出会いの場」ができたことに驚喜したのは私だけではないはずだ。その喜びに影が差し始めたのはいつごろからだろうか?

 ホームページで知ったアドレスに勧誘メールを送ったり、若い女性に執拗な迷惑メールを送る人が出てきて、「ネットには極力個人情報を載せないように」という流れが当たり前になってきた。昨今では、自殺のための出会い系サイトまでが「威力」を発揮している。

 しかし、ネットの出会い総てがこうした後ろ向きのものばかりではない。むしろ健全な出会いがたくさんあることを忘れないでほしい。ネットで出会った人々が顔を合わせる交流会も様々な職業、年齢の人々が集まって盛会だ。前向きに出会いを楽しむ流れはしっかりとある。

 法案作成の過程では当初、プロバイダー(接続業者)に防犯対策のための技術開発や利用者情報の提供を義務づける動きがあったが、プロバイダーの負担が大きく、かつ「通信の自由」を阻害することにもなりかねず、最終的に見送られた。プロバイダーとしては、当然だと考える。

 コアラでは子供向けに有害情報をカットするサービスなどを実施しているが、抜本的な対策はまず利用者への教育から始めるべきではないだろうか。先日、米国のネット関係者から「子どもたちにネットを使うとどのようなことが起こりうるか、また、自ら起こしてしまうか(迷惑を掛けてしまうことなど)を教える教育があり、教科書もある」という話を聞いた。
 日本でもブロードバンドの常時接続の普及で、ネットはテレビ並みに子供たちの暮らしに浸透してきた。子どものころから、善し悪しを自分でちゃんと判断して安全に、そして健全にネットを利用するための教育が必要だろう。

 ニューコアラのモットーになっている「ネアカ、ハキハキ、マエムキ」は人と出会うことに喜びを感じたメンバーが言い始めたもの。そんな前向きな気持ちでネットを楽しめる環境づくりを進めていきたい。

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