本ページへのリンクはこのURLで:http://www2.coara.or.jp/cgi-bin/demo/read2.pl/02/110030/192
第二会議場/会館内の、会議室名[  A100B30/カフェコアラ4/cafe4 ]会議室の中です
百聞一見先頭ページhelpへ  03年3月以降トップ100/最近一ヶ月トップ100/最近一週間トップ100

発言:0192
(COA00004/尾野 徹 tooru@fat.coara.or.jp/tooru )  2011/07/13 19:11 11678回 
タイトル:ドイツ-フライブルグの自転車とトラム交通、エコ団地取り組みは何か懐かしい♪
このまま
会員として
会員として


ドイツ、フライブルク(Freiburg)の交通に関する取り組みを見た                                              

 1990年代半ばからドイツで導入が始まった路面電車=トラム、が、日本からも盛んに注目され、テレビで取り上げられたりしていますね。
 1960年〜70年代の車社会一直線の頃は、各自治体が路面電車を廃止して都市交通の主役を自動車にすべく道路整備したのですが、
際限なく増える車や、それに伴う排気ガス、騒音など、都市環境を悪化させることから、1990年代から新世代のトラムが登場。
 (1970年代は酸性雨などが発生し、たびたび、悪いモデル都市として脚光を浴びたが、今は逆に良い例としての環境都市に)
 低い車床、明るい車内など、いろんな車の特徴と、それに伴った交通環境整備が行われ、LRT(Light rai Transit)システムとして注目され
ており、今回、私たちもそれの実地見学にやってきた、ということです。


 写真からわかるように、道路は歩道と路面電車の線路だけで、自動車が閉め出されています。(^_^;)
 もちろん、自動車も通れる場所もありますが、いわば旧市街というか、古くからある商店街がひしめく処は道を広げるのではなく、自動車を追い出して、
歩行者天国+トラム交通にしてしまったらしい。

自転車やベビーカーも簡単に持ち込める車体の低さ・・・だから、街へのお買い物も楽かも。

ドイツに住んでいる松田雅央氏の著書「ドイツ、人が主役のまちづくり」によると、歩行者がトラムとトラムの間をスルリスルリと通り抜けるのに、ちょっとした怖さと驚きを感じるらしい。よく事故が起こらないなぁ。
 フライブルク(Freiburg)は、大学がたくさんあり、学生の街と聞いてたので、それを楽しもう?と思いきや、今回のツアーは、そのような都市状態を確かめる時間をつくらないパンパンの行程。
 これじゃ、都市の背景がわからず、表面的な視察でサミシイねぇ。
 それと、あちこちで小さな水路(ベッヒレと呼ばれている)が流れているんです。

 なぜなのかな?
 いつごろ、誰がつくったのかしら?

 確かに、流れる清らかな水があると、それは自然そのものであり、落ち着くかも。。。涼しげだし。。。雪解け水も流れるらしいが。。。

 小さな子供達が、この水路で水遊びするのもよく見かける光景と聞いたけど。


ベロタクシーがあった。
(あっ、街中の自転車置き場を見てないぞ!)
 
さて、今度は市の交通部長さんの説明を聞きました。
 段取りと通訳をしてくださった方は、現地にお住まいの前田成子氏。
 かなり前から、フライブルグ環境レポ-トなどで情報発信に取り組んでおられ、ドイツや日本国内でも高く評価されている方です。
 (前田さん、笑顔も素敵ですが、落ち着いた話しぶりなど、たいへん好印象。僕もこうなりたい、、、そう思えるほど。ご主人は音楽家)
 
前田さんが日本語で作って下った資料によると、
人口 221,924人
雇用者数 147,300人
学生数 22,035人

交通システムのコンセプトは、
1)公共交通機関の促進
2)自転車交通の促進
3)
車公害の少ない住宅地域の創出
4)自動車交通の整備
5)駐車場の管理
   ↓ ↓ ↓
 上記5つを統合連携させて、自動車交通を可能な限り減少させ、環境に優しい交通機関と自転車交通の促進を目指す!

 それぞれにかなり面白い結果を出しています。
 現在、日常交通の1/3が自転車になったし、それだけ自転車専用道路が増えたそうです。
 
 また、「自動車交通を減らすとライフクォリティが増す」という言葉も印象的だったな。

以下のような歴史だそうです。

1969年 第一次交通システムコンセプト決定
1972年 第一次自転車交通網プラン
      市電維持とその開発延長決定
1973年 旧市内の交通規制
1979年 第二次総合交通システムコンセプト決定
     (歩行者、自転車、公共交通機関、乗用車
      対策とその交通規制)
1984年 環境保護定期システム導入
1985年 ランドヴァツサー地区市電路線延長
1989年 市内全面交通規制コンセプト
      環境に優しい交通手段の促進
      1991年地域環境定期(地域券)導入
1997年 Sバーン(近郊地域の快速電車)網の促進

さて、では、実際がどうなっているのか、我々の観光バスの中から道路を見てみました。

道路の真ん中に、ドーンと障害物が置いてますね。
これじゃ、スピード出せないだろうし、、、
それに、一番外側の歩道の内側に自転車専用道路がありますが、かなり広いですね。
つまり、自動車の車道をつぶして自転車道を作っていったみたい。
また、その自動車の車道をつぶして出来た余地が緑の敷設になるようです。
おなじみ、線路の中が緑・・・

電車に電気を送る電信柱も緑に覆われていますね。そうするような規定があるらしい。
 そして、もう一つは、パークアンドライドになる駐車場があちこち整備されてて、街中へはトラムが便利なようにしているようだ。

 左写真の奥、あるいは右写真の建物の裏側が駐車場で、トラム乗り場(一番右の写真)に直結している。


 さらに、新しい取り組みのエコタウン Vau Ban団地を案内していただきました。
団地内道路の入り口にはこのような標識があり、あきらかに人や子供が主人公の住宅地であることを示しています。  車での通り抜けが出来ない袋小路になっているし、基本的に駐車場が隣接しておらず、「車を持たない」ことが当たり前風。
 もちろん、お金を払って少し離れた処に駐車場を持つことができますが、持ちたい人は余計にお金を払い、基本的に持たない人に低料金な住宅の仕組み。
だんだんと小さな路地になり、なんとなく、日本の昔のご近所さんを連想させるような、、、
皆さんの建物の入り口は、小さな庭になっているのが普通のようで、日本ではその庭をつぶして駐車場にしているのかも。
かつ、自動車が通らないので、道が狭くてよいので、そうやってできた余裕の土地が公共の場として皆さんに提供されている。
そこでは子供達が芝生遊びやどろんこ遊び、など、自然とふれあう遊びが出来る。。。家族ピクニックも。。。

 
子供達のこんな姿、僕たちの少年時代の夏休みにあったような、、、思い出が出てきそう・・・ とにかく車が走らないから静か! これって、共同のパン焼き釜だって。 自然がめいっぱい感じられるし。
エコタウンということで、建物毎(日当たり条件などから)年間のエネルギー消費量が制限されているとのことで、

条件良いところは、年間15Kw/u
条件良くないところは、年間65Kw/u

ですって。これらは土地売買時に契約書に書き込まれ、建築申請時にチェックされるらしい。
写真の左の車はカーシェアリングの車。
持たない人が不便ではないような仕組みが当然。

自転車に接続するいろんなものがあった。子供用自転車を大人用自転車がトレーラーのように連結して引っ張るものもあった、写真取り損ねた!
で、この住宅地にあるトラム乗り場から我々も市中まで乗ってみました。10分間隔ぐらいでやってくる。 確かに、床が低いですね。

降り立ったのは、鉄道の駅と乗り換えられる中央駅?

ポスターでは、ZMFジャズフェスティバルがあるようなことらしいけど。。。。余裕のない今回の視察、、、このまま、今夜の宿泊先である、フランスのストラスブールにバスで直行したのでした、、、悲しい(^_^;)
Loading...
<過去レポート>

(1)ドイツのフランクフルトから世界遺産のエッセン、ツォルフェアアイン炭鉱までドライブ
(2)ドイツ-フライブルグの自転車とトラム交通、エコ団地取り組みは何か懐かしい♪
(3)トラム製作企業LOHR社訪問、かつストラスブールは観光地!
(4)ボーヌは六次産業のお手本(1)ホテル LE CEP がある旧市街は街歩き観光メッカ
(5)ボーヌは六次産業のお手本(2)ぶどう畑、ワイナリー、レストラン訪問
(6)川の畔を散歩したくなるシャブリの町、のどかでリッチに見えるけど

  よーろぱシリーズ(北欧 スペイン ザルツブルグ

尾野徹の百聞一見連係ブログも読んでね
この百聞一見システムは、カーボン・オフセット・サーバーで運転しています。

[画面最上段を表示]
デモID参照URL: http://www2.coara.or.jp/cgi-bin/demo/read2.pl/02/110030/192
ハイパーコアラ coara-VI info@fat.coara.or.jp
百聞一見システムについて
百聞一見先頭ページ
[read2.conf]