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発言:0159
(COA00004/尾野 徹 tooru@fat.coara.or.jp/tooru )  2011/05/23 15:55 5752回 
タイトル:日本経済勉強会で挨拶する日本銀行白川方明総裁って構図はカッコよくありませんか?
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会員として
会員として


日本経済勉強会で挨拶する日本銀行白川方明総裁って構図はカッコよくありませんか?

日本経済勉強会で挨拶する日本銀行白川方明総裁って構図はカッコよくありませんか?

 日本経済勉強会というのは、1981年2月10日にスタートした、日経新聞を読んでも経済記事が理解できるようになりたい(後藤会長談)とスタートした毎月の勉強会。
 その座長は常に時の日本銀行大分支店長が担ってこられ、計、12代に渡って毎月一回続けられている勉強会。

 
その第300回を記念勉強会として歴代の支店長さんが参加されて2011年5月21日(土)開催されました。全日空ホテルです。

 名前は“日本”とついているけど、大分の若手経営者を主体にしたルーラルな勉強会なんだけど、 なんと、ホントの“日本”を代表する日銀総裁がスピーチする!
なんてのは面白いじゃないですか?
 その白川総裁、日本経済勉強会の5代目の日銀大分支店の支店長さんだったんです。


 写真左手前は、その日本経済勉強会スタート時の日銀大分支店長だった南原晃さん、
 白川総裁を見ている後ろ姿はその元興しである元臼杵市長の後藤国利さん、スタート当時は県議会議員だったんですが、私を連れて「勉強会したい」と日銀大分支店の南原さんを訪ねたホントの元興し人!。
 右は、梅林秀伍梅林建設の社長。スタート当時は青年会議所等で活躍してたんですが、今は大分経済同友会の代表幹事として活躍しておられる。

 歴代支店長は、南原さんから、斉藤さん、高向さん、川瀬さん、横内さん、井上さん、白川さん、米田さん、植村さん、中山さん、味岡さん、鎌田さん、大政さん(現支店長)、と、続いています。

 今回の会合は、この勉強会の300回記念!

 前回は、250回記念の会合を行ったんですが、当時の記録は、日銀の歴代大分支店長達が集まったんです、面白い!(2006/06/13)」のレポートをご覧ください。

 南原さんは、こうやって脈々と勉強会が続き、かつ、その中から総裁が出られたことにたいへんうれしいご様子。

日本経済勉強会。
発足は、1981年2月10日。
その経緯は、こちらをどうぞ

 南原さんは、白川総裁が自らは話しにくいだろうということでしょうか、少々裏話的な話に触れて海外でしっかり活動しておられることを紹介。
(日本の政治家がころころ変わるところを、しっかりと日本経済の舵取りをされているし、かつ、理論と実際を備えている中央銀行の総裁として)高く評価される白川総裁が、ニューヨークなどでブラックタイでしか入れないような、かつ、日本人はなかなか招かれることが難しいクラブで基調講演をされたこととか、聞いててうれしくなります。)
 川瀬さんは、Jリーグの顧問しておられることから、
「東京で心配しているんだけど、経営窮地のトリニータの経済支援は地元でもできるんじゃないの?例えば、フンドーキンレディズ(ゴルフ)のスポンサーになっている小手川さんなどいるし、、、」
 と、思わず笑ってしまった。

 しかし、あいかわらずスポーツマンのかっこよさを醸し出してますね。
(二次会でお話できると思って話さなかったけど、コアラは、福岡のアビスパ(J1)とサガン鳥栖(J2)、ギラヴァンツ北九州(J2)の公式携帯サイトのコンテンツ制作してるんです)
あれ?今回、小手川強二(フンドーキン醤油の社長)さんの写真無いな。。。ゴメン!250回のレポートでは写ってますが、、、二次会でもすぐ隣に座っていたのに、、、

(っていうか、今回、レポート書くとは思ってなかったんで写真は真剣に写さなかったんですけど、やはり、書きたくなったからなぁ)
 
 多くの歴代の支店長が指摘するのは、

○自らがたいへんな勉強になった。
  (毎月たいへんだったでしょうし、
  大分側としては、申し訳なく、ありがたいことです!)

○大分を離れても、この勉強会は忘れがたい大事なもの。

○小手川茂生さんの情報収集力には恐れ入った。
  (大分に居ながら、、、ホントにすごい)

 
 左は川瀬さん、右側が小手川茂生さん(東九州石油社長)。ボクはいろいろと小手川さんに見習うことが多いけど、とても追いつかない。夜のスマートなつきあい方も含め毎回、勉強させられた。で、私の会社(鬼塚電気工事)で父が亡くなった後、小手川さんに顧問になっていただいた!
 
○後任の支店長ほど、プレッシャーが掛かってきてたいへん!
  かつ、○○○周年記念勉強会なんてのは、開催準備も含めて、もの凄いプレッシャーでたいへん、たいへん〜、と、だんだん声が大きくなる♪

 等々。
  白川さんが総裁になられたインパクトは大分ではたいへん大きく、当時、私はレポートを速報しましたヨ。

 今回は、記念のツーショットを希望される方が多く、いい笑顔で応じてます。(この笑顔はお相手が数少ない女性会員(日本連合警備の馬場社長)だったからかしら?)
 
 白川さんは、第250回の時は“理事”という立場で参加されたものの、今回は“総裁”ですので、やはり、皆さんから少し長めのスピーチを期待され、「大分は私の、ある意味青春です」、って気持ちも出してくださり、日本経済の置かれた立場をコンパクトに分かり易く話してくれました。

 話は、震災のこと、人口構成の変化や日本の生産年齢人口の減少からの日本の先行きのことなど、、、、。
 東日本大震災発生の20分後に日銀は総裁を本部長とする「災害対策本部」を設置、その事務局長は、鎌田さんが就いておられるとのこと。素早い。
 ボクは、白川さんの著書日本経済新聞社「現代の金融政策−理論と実際」を持ってきて、ツーショットの代わりに(?)サインしてもらった。

 何しろ、この本は、白川さんが総裁になることを考えても居ない時に書かれており、大分時代に「書きたいんだよね」といっていた、中央銀行のあり方を綴ったもので評価が高い。
 ネットでは「著者の人柄がわかる、平易で読みやすい(ボクには難しい)」、等と書かれており、今となっては日銀マンのテキスト的存在となっているでしょうし、後半の章ではバブル発生時のエッセイ風な処とか結構楽しめる、と、歴代支店長さんからお聞きしました。
 
 いろんな国際会議に出ても、常に日本の財務大臣は、「新しい大臣」として紹介されてるようで(白川さんが総裁になって、財務大臣は8人目ではなかったかな?)、
日本の普遍性や継続性は、白川さん、かつ日本銀行、が代行しているような感じを、私、持ちます。
 聞くところによりますと、世界で少人数のオフレコミーティングなども何度も積み重ねてきており、「ああ、こういった非公式会合で物事が決まっていく」というのを実感
されておられる様子。
 それに相応しく、しっかりこの体系だった中央銀行のあり方の本を、大学教授の期間にまとめ、それを今こそ世界を相手に実践しているのであり、日本にとってたい
へん重要な大学教授期間であったのでは?そう思います。

 また、政治家の方々は、思いつきやパーフォマンスではなく、国民から共感と信頼を得るビジョンを掲げ、それに相応しい戦略を考え出す力を持ち、国際社会ルール
づくりにタフに長期に参画するようになって欲しいな。

 それとか、世界の中央銀行総裁の一人として、白川さん、日本の標準として若い、と思ってたのですが、
 「いや、カナダなど、40代の総裁も居て、決して若い方じゃないですよ」
 とのこと。
 日本の若い人達、頑張れ!

 ・・・とかなんとか、話は弾み、だんだんと立食パーティ風になってきた (^^;)
 最後に、再度、南原さんが挨拶されて、
 「いやー、300回も続く勉強会なんてたいへんなもんです。それを続けてくださった皆さんに感謝!
  ・・・ですから、では、次回は350回の会合をしましょう(爆笑、拍手喝采!)、、、5年後ですから、皆さん、元気に楽しみに・・・」
 ってことで締められました。

001 (COA00004/尾野 徹 tooru@fat.coara.or.jp/tooru ) 2011/05/23 15:58 参照:5869回
タイトル: 白川さんの本は分厚くて勇気いるが、薄い「超マクロ展望・世界経済の真実」を開きました



(写真の右の「人口減少時代の大都市経済」は、大都市と地方都市では高齢化の質が違う、、、
 大都市は、人口そのままで団塊世代がいきなり高齢者となるので、高齢者の福祉施設と現状人口維持のインフラ運営の大規模な財政が必要となる、

 しかし、地方は、人口減少社会であり、その意味で高齢化が進むが高齢者の絶対数はそれほど増えないので、高齢者福祉施設への費用も増えないし、人口が減るので、日常的なインフラ運営費もそう大きくならず、大都市とは異なる、、、っていうような視点で書かれているようですが、ちょっとボクには難解。)

 余談ですが、白川総裁の分厚い本はなかなか読み進めず、かなり薄い本なら取り組めるかも、、、って、
 最近、「超マクロ展望 世界経済の真実という本で、経済学者の水野和夫さんと、哲学者の萱野稔人さんの対談集を読み、たいへん刺激を受けたばかり。
 (白川さんに聞いたら「ええ、水野さんは歴史的視点を持ってますね」と言われました)

 工学系出身者の私としては、日本経済勉強会で勉強してきても経済用語などホントに苦手なんですが、この本、資本主義を歴史的な視点で論じており、SF好きな私としてはロボット三原則を産みだしたアイザック・アシモフの“銀河帝国興亡史(ファウンデーションシリーズ)”を読むような感じだったんです。

 例えば(少々荒っぽいので、著者や、わかっている人からは怒られそうですが)
 あ、以下、日銀の人、読まないで欲しいような。

1.昔は陸続きの領土拡張で、ローマ帝国など(略奪などで)富を築いてきた。

2.その覇者を打ち破ったのは、海を制したオランダやイギリスなどであり、知られざる世界
  に植民地など、領土拡張して富と世界の覇権を築いた。

3.アメリカは空を制して、領土拡張ではなく他国の経済を制して富と覇権を築いた。

4.上記の1→2、2→3の間には、金融空間が広がる(お金を貸りて戦争する等)が、その
  変節の最後にはお金を借りてコトを起こしてもパイが広げられず富をゲットできない状態
  になり、、、貸す方も困って、利子が極端に下げるが、それでもそれまでのスキームが
  機能しなくなり、新スキームへの移行を推進、決定的なものにしてしまう。
  (“利子率革命”って言うんだそうです)

5.オイルショック以降は、アメリカ(やイギリス)の覇権を裏付けていたオイルの富が産油
  国に移ってしまったが、石油をアメリカの先物市場でのドル建て取引としてアメリカの覇
  権の中に閉じ込めていく金融商品化がなされた。

6.その後、モノの生産や加工の富が、先進国から新興国や途上国に移るようになり、
  富が減ったアメリカは、“強いドル”というフレーズで、新興国の富を国債発行や
  証券などとして集めて、それを新興国や途上国に再投資してリターンを得た。
  金融帝国化らしい。

7.しかし、じょじょにリターン効率が悪くなり、ウォール街はバブルを起こさせつつ、
  自国民にサブプライムローンなどの証券を売りつけて、金融バブル空間の中から富を
  かすめ取っていった。(自国民に対する海賊行為?)

8.バブル弾けて、アメリカの5大証券銀行や自動車メーカーは破綻や国有化等から消え
  たり姿を変えたりして国家管理となってしまい、市場に任せるべきといっていた人達
  のグローバル経済主義?の終わり。

9.バブル弾けて、利子は低下しているが、それは4と同様かもしれない。しかし、日本
  はいち早くそれを10年にもわたって経験しており、そこには先進性があるのかも?
  今の時代の利子率革命か?

10.しかし、日本は、7のバブルから富を得ておらず、その間、欧米はたいへん大き
  な金融財産を産み出しておりその富で世界の富を産むモノを買える状態になってき
  ている。円高であるウチにそれらに対抗できる行動を・・・・

11.地球のほとんどの地域が発展途上国以上となる近未来においては、全地球的生産
  額はそう大きくならず、かつ、人口だけは増えていくことから、先進国の富は(新
  興国や途上国に移動し)一般的に減る方向、労働賃金も全世界的に平準化方向に
  なる。

12.それらを克服する?動きとして、国家と国家の集合体で市場を確保する動きや、
  地球というパイが持つ制限を意識した規制ビジネスなどが起こりそうだ、、、


 などなど、銀河系の他の惑星を舞台にした大河小説か、ネット(シュミレーション)ゲームでも作ったら大当たりしそうな雰囲気。
 ちなみに、アシモフの世界では、このようなマクロの視点を、“心理歴史学”って学問分野にしてましたけど。


 上記中、3や、5〜7では、新しいルールを作ってそれを世界に普及させた処が覇権を握り、富を得る、っていうようなことを本中で読み取ったんですが、これは我々IT業界、インターネット業界では誰もが知る処ですね。
 IPアドレスやドメインの割り振りから始まるインターネット空間の覇権、PC稼働ロジックやドキュメント構造、様々なネットウェアなど、常にアメリカからルールが産まれてきており、そこに富が集まっているのは周知の事実。

 そこに、今日5月23日(月)の日経新聞朝刊にそれらを指摘する記事が出てましたね。
 13面に「経営の視点」というところで、

 スマートグリッド構想に対して、東芝がランディス・ギアを買収したのは(過去、日本がITでハードづくり方向のみに追い込まれたのを反省し)、「情報が集まる処」を買ったのであり、いわばスマートグリッドのルール作りに近いところを買っており、それこそ新しい日本(=平時モード?)への本気の号令だ、というもの。

 さらには、武田薬品がスイス企業を1兆円を超す金額で購入したことも、前述の10に相当する動きとして注目しているようで、“ゲームメーカを目指そうとする動きは明るい材料だ”と。。。。


 地方中小企業の立場ではどう考え行動するか、悩むところですが、いろいろと楽しませていただいた第300回の日本経済勉強会、ありがとうございました。

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