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発言:1876
(COA21822/岩本祐希子/)  2005/03/10 18:21 11105回 
タイトル:天神のまちづくりは今・・・
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会員として
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天神のまちづくりは今・・・
天神のまちづくりは今・・・  第2回目のフォーラム間近!
天神のまちづくり連続フォーラム “I LOVE 天神”第1回のビデオを公開

 地下鉄七隈線が開業したり、地下街が延伸したり、長い間続いてきた、天神のハード整備もようやく一段落しました。さて、ではこれから天神はどうなるのか?どうすればいいのか?

 近年、天神は集客力の低下、治安悪化、交通渋滞、違法駐輪などの課題があります。これに対し、昨年秋に天神で社会実験“天神ピクニック”を行なったり、天神・渡辺通まちづくり研究会の提言、福岡市の新都心構想などにおいて、エリアマネジメント(=地域主体による「まち」の企画・運営・管理)によって解決しようとする動きがあります。そして今回、

天神のまちづくり連続フォーラム“I LOVE 天神”第1回〜
都心再生へ企業と市民の共同体を考える〜  
詳細

日時:平成17年1月27日(木) 場所:エルガーラホール

が、開催されました。天神のまちづくりは今・・・・

 九大の出口先生からの導入報告では、天神の歴史やまちづくりの課題が勉強になり、藻谷氏の基調講演は、スピード感あり笑えるところありの展開で都市圏のデータ比較から天神の今後の提唱まで。ぜひビデオをご覧ください。


↓※画像をクリックすると再生します。(Windows Media Playerでご覧いただくことをおすすめします。)


(再生時間:17分)
(1)導入報告
「天神まちづくりの大転換:整備からマネジメントへ」

出口敦

(九州大学大学院人間環境学研究院都市・建築学部門助教授)

天神の近代の発展史、天神地区が直面する課題、21世紀の都心「天神」のまちづくりのテーマをなげかけます。
これから、90年代に整備してきたハードをどう活用するか。そのためにはハートの育成を。ということで、事業者側の育成を...more video

プロフィール
出口 敦 1961年東京都出身。1984年東京大学卒業。1990年工学博士。1990年ウィーン工科大学留学。1992年東京大学工学部助手。1993年より九州大学助教授。1997〜98年MIT客員研究員。研究分野は、都市デザイン、都市計画、アジア都市、都市計画マスタープラン、都心賑わい論。著書は、『アーバンデザインの現代的展望』(共著、渡辺定夫編・鹿島出版会)、『まちづくりの科学』(共著、佐藤滋・鹿島出版会
 


(再生時間:30分)
(2)基調講演
「地域経営の支店から100万都市の都心を考える」

藻谷浩介

(日本政策投資銀行地域企画部参事役)

都市圏のデータ比較で福岡、天神の実態を浮き彫りにする。データからわかる、“所得が低いのに、ものを買っている福岡の人”、“商業床の過剰が販売額を減らしているのに、商業床は増え続ける。前に進むことしか考えていない。将棋の駒で言うと香車。香車は敵に捕らわれて敵に活用される。つぶれて他人の店となって活用されるということ。それに対し、飛車はひいて場所をかえて攻め込む。なぜ飛車になれない?!”more video


(再生時間:10分)
(続き)生きている中心市街地の共通点は? 最近、上川端の空き店舗におもしろいものが入ってきている...。ものを買う人、働く人はこれ以上増えない。そこで人口増加の米国で実践されるSmart Growthに対して、Smart Decline(賢い縮小)の提唱...more video

プロフィール
藻谷浩介 1964年山口県出身。1988年東京大学卒業。1988年日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行 1992年コロンビア大学経営大学院派遣留学。1994年コロンビア大学経営大学院卒業 経営学修士。現職、日本政策投資銀行地域企画部参事役 NPO ComPus地域経営支援ネットワーク理事。著書は、『IT革命とモバイルの経済学』(共著、東洋経済新報社)、『海外の中心市街地活性化の』(編著、日本貿易振興会)、『自立する地域』(共著、ぎょうせい)、などなど...

 ここからは事例紹介。簡単に内容を紹介します。札幌、大手町・丸の内・有楽町、汐留、いずれの取り組みもユニークです。「実際、どんなまちなんだろう?」と、行ってみたくなります。

(3)事例紹介
札幌:星卓志

(札幌市企画調整局企画部都心まちづくり推進室事業調整課長)

北海道の開拓の歴史で、札幌は政府がつくったまちである。
21世紀の札幌の都市づくりの目標は“コンパクトシティ”。
ローカルな地域の生活圏を大事に。
まちづくり促進地区を設け、先行して集中してやる。
車線を減らすことで、道路空間をワイズユース。
公共交通を使うようにシフトさせる。などなど...


大手町・丸の内・有楽町:金城敦彦
(NPO法人大丸有エリアマネジメント協会事務局長)

丸の内の仲通りを、アメニティ、賑わいのまちにしよう。
商業の軸だけではなく、賑わい、アメニティ空間として、街角音楽やオープンカフェ、アートイベントなど。
大手町・丸の内・有楽町エリアを無料巡回するバス“丸の内シャトル”を運行。
さっぱりしたまちなので、まちの中にいろんな皺をつくっていきたい。
そして知的活動をしている人へ、クッキングセミナーや美容セミナーなどをして頭の皺をのばしてもらいたい。
自転車タクシー“VELO TAXI”の試験運行。スタバがスポンサー。
仲通りで東京ミレナリオ。NPOで道案内をしたり、空き店舗を無料休憩所にしたり。
一般の人が活動に参加しやすい間口をつくったのがよかった。などなど...

汐留:本山雄一郎
(中間法人汐留シオサイト・タウンマネジメント事務局)


汐留は東京都の区画整理事業と民間のビル開発が同時並行で行なわれた。
民間と全地権者が参加する、汐留地区まちづくり協議会を95年に設立。
ガードレールや街路灯を民間でデザインしたり、歩道を自然石にしたり緑地面積を広げたり、希望する樹木を植えたり。
安心安全で潤いのあるまち、公園都市といったことを目標に、官民協働でまちづくりをしてきた。
今、3期目が終わろうとしているところ。


 ここからは、全体討論。他都市の事例がより具体的にわかります。他都市からみて、また他都市と比較して、天神は?

(4)全体討論
金城本山藻谷
(進行)
寺田雅一(福岡市総務企画局企画調整部企画課長)

☆今の天神をどのように感じるか?

(寺田
今、福岡市役所では福岡新都心構想をつくる準備段階にある。昨年、天神社会実験が行なわれ、その事務局をした。歩行者天国、フリンジパーキング、放置自転車対策などを扱った。まちというのは人があって、人がつくってきてできているものなんだと改めて痛感している。など...

(星
まちに思いをもって活動するのは誰だろうか。
札幌は、国からはじまり行政がまちをつくってきたという傾向が非常に強い。
福岡は地場の人々や民間がまちをつくっているのではないか。
そういう対比で私たちは福岡をみている。などなど...

(本山
きのうから1泊しているが天神のまちに感心した。
歩きながらタバコを吸っている人が東京より少ない。
自転車を撤去する揃いのジャンパーを着た人達にも会った。
ゴミも少なく非常にきれい。
道路に貨物車の荷捌き用の切り込みがあったり、行政も警察も理解がある。などなど...

(金城
中学を挟んで4年間福岡にいた。
天神は平和台の陸上競技場や公園に近い。
ほかの活動と一緒にまちに寄ることができるのがうらやましい。
丸の内は丸の内を目的に来るまちで、何かのついでに寄ることはない。
また、天神は福岡都市圏の中心だが、丸の内はそうではない。
一昨年も天神に来たが、まちが非常にきれいになっている。
自転車の問題はあるだろうが、それは生活圏が近いということ。それは東京の都心部にはない大きなメリットとも考えられる。などなど...


☆エリアマネジメントの実態は?

●汐留では、どういうテーマを持ってまちづくりをしようかというコンセンサス、機運はあるのか?
(本山
公園都市。安心安全で潤いのあるまち。
自然を感じられるような。

はじめは各自、商業戦略をしていた。
2、3年くらいして、汐留全体として売り込んでいかないとだめだと気づいてきた。
それで共通のパンフをつくったり。などなど...

●丸の内はどういうテーマでどういうブランドをめざしているか?
(金城
歴史と先進性が両立しているまちなので、それが風格と賑わいを生んでいる。
3つのキーワードは、オープン、インタラクティブ、ネットワーク。

ストリートに笑顔と会話が溢れているまちにしたい。
丸の内は通りと建物が非常に近い。
スタバやタリーズが通りに店を出してくれている。
通りと人が会話するシーンがたくさん見られるまちにしたい。などなど...

●札幌の都心の名物ブランドは?
(星
ブランドというふうにあまり考えない。
都心のまちづくりのテーマは、ぼわんとできる、あるいはまったりできる。
これを役人っぽく言うと「公共空間の質を高める」。
車道を地下化して創成川という運河の緑地空間を倍増するというデザインを計画している。などなど...

●天神のテーマは?
(寺田
昨年、都心構想をつくるための準備会を20名ほどで開いた。
“何かに挑戦するまち”。何に挑戦するかのテーマは“楽(らく)”。
楽というのは楽しいとか音楽の楽。
“4つの楽”。楽市楽座を文字って、“楽市、楽歩、楽芸、楽居”。
福岡は訪れてもらうことで賑わうことと、住んでいる人の満足を高めよう。などなど...


☆福岡では天神のまちづくりを担うのは誰か?

●あなたのまちのエリアのコミュニティは誰?
(寺田
コミュニティの一員としての官。
都心会、発展会、新天町などの商店街。
防犯、清掃など1つ1つのテーマにそって活動しているNPO。
集団をつくってされる方、個人で掃除される方。広域的な活動では、電気、ガス、交通業者。
統一的に組織がある状態ではないが。などなど...

●札幌はものすごく狭い範囲を選んで重点を置く、めずらしいケースだが?
(星
コミュニティということならば商店街組織だが。
都市開発、エリアマネジメントとするには至っていない。
狭い範囲をつくって米国のBIDのようなことをしようとしている。などなど...

●東京都は都市再生のモデル
(本山
住民が自分たちのまちとして情熱をもっていない限り、行政、学識経験者、コンサルがやろうと思ってもできるものではない。住民の情熱があったからできたのだろう。本社ビルがあるまちとして、いいまちにしたいという。などなど...

●大丸有のコミュニティの主体は?
(金城
関係者は多いが、仲通り沿いの建物の3割は三菱地所の所有。それである意味ブランド戦略がつくりやすかった。.
丸の内シャトルは20社で運営。1つの事業に対するまとまりができた。などなど...


☆エリアマネジメントという方向にむけていくには何に注力するか?

(金城
隙間産業的なことをやっている。
フランクなコミュニケーションを。
担当同士でいろんな会社がつながっているようなイメージ。
日頃のコミュニケーションを密にし、まちの潤滑油として、間を埋めていく。などなど...

(本山
エリアマネジメントって何なの?とすごく思うが、
汐留はハードからソフトの転換期。最初の先輩たちの熱い情熱を。などなど...

(星
“愛”。小樽の伊藤整は今年生誕百年。その長男の伊藤滋さんは福岡アジア都市研究所の理事長だそうですが。
小樽のまちづくりは“伊藤整への愛”。などなど...

(寺田
福岡は地域の活動の個人に頼る。公的に認知されていないのが多い。公的な性格の活動を認知していく。などなど...


 次回、天神フォーラムは、
 日時:平成17年3月17日(木) 13:30〜16:30 
場所:イムズホール
 第3回は、3月30日(水)
を予定。

詳細は福岡アジア都市研究所のホームページでご確認ください。
主催:福岡アジア都市研究所、西日本新聞社、マナーアップ天神宣言実行委員会。
共催:天神モビリティタウン協議会社会実験実行委員会、天神・渡辺通まちづくり研究会、西鉄天神委員会、福岡商工会議所、ビジターズインダストリー振興協議会。
後援:大名校区自治連合会、天神サザン通り会、天神発展会、都心界、新天町商店街、福岡地下街開発、福岡都心開発、西日本鉄道、福岡銀行、日本政策投資銀行、国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所、福岡市。

 多くの人が訪れる天神が官民の協働の先進的な魅力的な地区になることを、私、天神で働く天神コアラの一社員としても期待します。今回のビデオ発信は天神エフエムさまにご協力いただきました。どうもありがとうございました。


※天神コアラのコンテンツとして、天神地下街、地下鉄七隈線の開業にむけてレポートしています。「この天神フォーラム第1回が開催された頃の天神の様子を知りたい!」そんな方は、参考までにごらんください。
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2005/3/9 岩本祐希子yiwamoto@fat.coara.or.jp

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