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発言:0258 (COA00004/尾野 徹 tooru@fat.coara.or.jp/tooru )  2011/10/24 11:52 3273回  Tweet
タイトル:「余震?そして中間層かいなくなる」は恐ろしく現状を予言した本ですねぇ。更に未来に触れてますが、、


面白い本がありますねぇ、
余震 - そして中間層がいなくなった
      ロバート・B・ライシュ (著)

 アメリカは、経済的に不満を持つ中間層が騒ぎを起こす、、、と、予告してて、まさに、今の、99%と1%のデモを予告していたようです。
 2011年4月に書かれた日本向け序文には、東日本大震災のことを触れており、最初は地震のことかと思ったんですが、全然違ってた。

 不満は、ティーパーティ派(=持てる者達、もっと企業に自由を的なグループ)と、中間層に所得を取り戻そう派(=99%)の両方で膨らんでいき、争乱的に国が乱れるかも、、、と、予測し、なんと、
 2020年のアメリカ大統領選挙は、民主党でもなく共和党でもない、新たな第三の“独立党”の大統領を産み出した、、、と、SF風の処もあって、その独立党は、
・米国移民受け入れ凍結
・輸入関税引き上げ
・中国への利子支払い拒否、中国が変動相場制に移行しないならば罰則適用。
・利益が出ている企業の、労働者解雇や賃下げ禁止
・銀行は、預金と融資だけを取り扱い、投資銀行は禁止。
・個人の年収は50万ドルを上限にし、それを超える収入は税率100%、以下、収入に
 見合った税率適用。
・キャピタルゲインは税率80%。
・純資産にも一律毎年2%の財産税。
・海外での資産隠しが発覚した場合、米国籍剥奪。
・さらに、国連、IMF、WTOからの脱退、、、という強烈な政党政策。

なぜそのような懸念があるか、、、を、分かりやすく書いてくれているのですが、
・富がますます富んでいる処に集まるように今の資本主義はゲーム化されている。(仕組まれているようだ)
  ↓
 これは、僕には、ナオミ・クラインの、「ブランドなんかいらない」がうならされたし、それをダイナミックに推し進める、「ショック・ドクトリン」は衝撃的な指摘でした。
 アメリカ型資本主義は、富めるものにルールづくりもそのルールを作るチャンスも握られて政治さえそれに利用される。
  ↓
 ナオミの本よりも、アメリカ政界のロビイストのことをかなり問題な存在として指摘しているのがうなずける。
 ロビイストは、1%の富を持つ企業や資本家に雇われて、政治をその企業に都合のよいように曲げさせる。大統領がいかに中間層によい新しい政策を打ち出しても、必ずロビイストが議会を通す段階で、1%の人達がより富むような条項を入れ込む。
 実は、そのロビイスト達は、たいへんな高額報酬を得ており、まさに1%の人達。
  ↓
 余談だが、ホワイトハウスというアメリカの長寿テレビ番組がありましたね。
 8年ほど続いた番組であり、その中では、原発事故などもあって、日本政府と(架空ではあるが)アメリカ政府の対応の違いがわかって面白いのですが、最終回付近では、次の大統領が決まり、その政策の骨組みを垣間見るのですが、なんと、ねじれた議会(大統領は民主党、議会は共和党が押さえている)を押さえるために、民主党の新任大統領は、国務長官だったかな、重要な閣僚に共和党の大統領選挙を戦った人を指名し、それを相手も受けて、共に新しいアメリカを作ることに同意する、、、、更に、重要なことに、「ロビイストの活動を制限する」ということを最後の方に言うんです。
 多分、アメリカのあちこちで、そこが諸悪の根源?と、認識されているのかも。

 さて、元にもどって、その「余震」は、
・現在のアメリカは、中間層が所得低下、あるいは無収入(失業)方向に向かい、購買力が減っていく方向にある。
 富裕層がいかにたくさん買っても、たかだか数が少なく、結果的にアメリカ全体の購買力が落ちており、景気はよくならない。
・早い話が、企業が産み出すモノやサービスの合計(生産力)が、国民全体の購買力を上回っており、企業が不況に陥るのは当たり前?
・中国(新興国)も、生産力は輸出で成り立っており、アメリカ等が購買しないようになれば、中国国内の購買力では生産品を購買できず、
 中間層が失業、あるいは賃金低下をもたらす。
・従って、全世界的に不況になっていく。。。。

 それを打ち破る、中間層のための新しいニューディール政策を興すべきだ、と、説いている。

 
 皆さん、どう思います?


ーー(以下は、Facebookにいたずら書きしたメモ)ーーーーーーーーーー

?99%の人達のデモが続いてるけど、その主張を正当化するような本、「ブランドなんかいらない」
カナダのナオミ・クラインの本。
 彼女は鋭いな、「ショックドクトリン」という本で、惨事便乗型資本主義として天災や9.11とイラク戦争などを利用して、過去の社会や経済の在り方を初期化し、政府に結びついた1%企業が新しい自分達に有利な資本主義ルールを何時の間にか、99%が気がつかない間に構築してしまっている、と説いている。
 確かに!
 ブランドなんかいらないの本では、ナイキやAppleなどのブランド製品生産には、途上国の人達の過酷な労働が引き起こされており、世界規模で、1%対99%問題を作り出している・・・と言っているようだ。
取材事実を積み重ねてて迫力感じるが、本が厚すぎて読破できんーボクにはツライかもね。^^;


 ランチしながら拾い読みしてるけど、「ブランドなんかいらない」で、途上国だけでなく、アメリカ国内で、IBMやマイクロソフトなどは、正社員をじゃんじゃんリストラし、派遣会社と契約して人件費を大幅カット。
 元の仕事に派遣会社経由で就くと、その人の給与は大幅ダウンし、保証もなく、いつ仕事が無くなるかわからない状態に落とされる。
 しかし、おかげで会社は、たいへん大きな利益が出て、1%の経営者は、特別報酬など大もうけする。

 そういうことから、新任CEOは、まず、大幅な人員整理(つまり派遣会社経由で人を雇い直す)し、大利益を出して株主と自分への報酬を大判振る舞い。
 そのCEOは、5年程度で、別の会社に行き、同じようなことするんだそうです。マイクロソフトなどは、無社員化に向かっているようだ、、、って・・・


  ちなみに、aftershock って、日本語では、「揺り戻し, 揺り返し」って意味ですねぇ。
 この本は、経済は、そういうことだ、って言っているところもあるな。


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